【S12最終248位】双茸受けループ【ポケモンSV】


こんにちは。ジョニィと申します。

ポケモンSVのシーズン12で自己最高の成績が出せたので構築記事として残します。

本構築を使用した16939位から最終248位までの全64戦のうち63戦分のデータがあるので公開します。

 

 

戦績

TNジョニィ

最終(最高)レート 2010

最終(最高)順位  248位

 

 

コンセプト

純正受けループ。

全てのポケモンを後出しから安定して処理を目指す。

 

 

構築紹介

【各種データ】

  試合数 選出 テラス
ドヒドイデ 63 16 10 1
ハピナス 63 58 42 8
ヘイラッシャ 63 51 38 15
Hクレベース 63 21 15 7
モロバレル 63 11 8 0
キノガッサ 63 32 19 4
         
  試合数 選出率 選出時勝率 選出時テラス率
ドヒドイデ 63 25% 63% 6%
ハピナス 63 92% 72% 14%
ヘイラッシャ 63 81% 75% 29%
Hクレベース 63 33% 71% 33%
モロバレル 63 17% 73% 0%
キノガッサ 63 51% 59% 13%
ドヒドイデ

テラス: 鋼

特性 : 再生力

持ち物: 気合の襷

技構成: アクアブレイク/毒々/毒菱/自己再生

実数値: 157(252)-83-222(236)-×-165(20)-44

 

【調整意図】

H 最大

D 特化暁月ガチグマのテラスブラッドムーン確定耐え

B 余り 物理耐久最大

 

【持ち物】

不意の出落ちを防ぎ確実に毒を撒くために気合の襷。絶対零度パオジアンにも役立った。再生力との相性が◎。挑発・アンコールに強くなるメンタルハーブも強い。

 

【テラスタイプ】

後述するクレベースを選出しない際に、鉢巻飛行テラスカイリューに抗うための鋼テラス。

 

【技構成】

回復技の自己再生、キラフロル・オオニューラ・ハッサムへの打点としてアクアブレイクを採用。毒菱と浮いているポケモンに打つ毒々は両採用。黒い霧やトーチカが欲しいことも多く、自己再生を切ることも一時は検討した。

 

【採用理由・立ち回りなど】

ドヒドイデ枠。明確な役割対象はいないが、選出時は基本的に初手に出し、毒菱や毒々を撒いてハピナスとヘイラッシャでのサイクルを有利にする。鉢巻水ウーラオスがきついので、ウーラオス入りには積極的に毒菱を撒きたい。

 

【役割対象】

水ウーラオスハッサム・キラフロル・テツノドクガ・オオニューラなど

 

 

ハピナス

テラス: 水

特性 : 自然回復

持ち物: 毒針

技構成: 火炎放射/投げつける/瞑想/卵産み

実数値: 331(4)-27-62(252)-95-205(252)-75

 

【調整意図】

B 最大

D 特化

H 余り

 

【持ち物】

投げつけた際に強く、トリックで奪われても不利にならない毒針。

 

【テラスタイプ】

眼鏡炎テラスイーユイや格闘技のあるサーフゴー対策で水テラス。暁月ガチグマやヒスイヌメルゴンのボディプレス・ヘビーボンバーに対抗するためにテラスを切ったりもした。サーフゴーの+6サイコショックを耐えられないことを承知でクエスパトラや瞑想クレセリア対策の悪テラス採用も考えた。

 

【技構成】

ラッキーではなくハピナスを採用する理由である投げつける、回復技の卵産みと積み合うための瞑想は必須。攻撃技は貰い火以外に無効にされず、後出しされる物理アタッカー(特にハッサム・パオジアン)にやけどを含め負担をかけられる火炎放射とした。イーユイに対し遂行速度が遅くなるため、十万ボルトへの変更もありか。その場合暁月ガチグマへの打点がなくなるが、ハピナスに突っ張ってくる暁月ガチグマはノーマルや毒テラスを切ってくるため何とかなりそう。

 

【採用理由・立ち回りなど】

汎用特殊受け枠。現環境の受けループではテツノツツミや暁月ガチグマにテラスを切らずに対処できるハピナス・ラッキーのいずれかが必須と考えた。耐久を進化の輝石に依存しない為サーフゴーに対してトリック受けを必要とせず、採用率の高いサーフゴー入りに選出の幅を広げることができるハピナスを採用。初手から出てきて悪巧みを積んでくるサーフゴーには、サイコショックか格闘技を持った受け対策であると決め打って、ヘイラッシャに引き地割れを打っていた。ブーストエナジーが発動したテツノツツミはアンコール持ちの可能性が高いので、卵産みを押した次のターンは一度裏に引いていた。

 

【役割対象】

ほぼすべての特殊アタッカー(キラフロル・テツノドクガ・ヒードラン・ラウドボーンなどを除く)

 

 

ヘイラッシャ

テラス: フェアリー

特性 : 天然

持ち物: 食べ残し

技構成: 雪雪崩/地割れ/眠る/守る

実数値: 257(252)-120-179(220)-×-85-60(36)

 

【調整意図】

H 最大 16n+1

S 同族(ヘイラッシャ、キョジオーン)意識

B 余り 物理耐久最大

 

【持ち物】

回復ソースが眠るしかないため、場持ち性能を高めるための食べ残し。

 

【テラスタイプ】

悪ウーラオスを受けるためにフェアリーテラス。

 

【技構成】

テラスを切る前のカイリューへの打点として雪雪崩、当たれば強い地割れ、回復技の眠ると後述の理由から守るを採用した。

 

【採用理由・立ち回りなど】

汎用物理受け枠。鉢巻・剣舞両方の悪ウーラオスを受けられる数少ないポケモン。残飯稼ぎや拘りロック、とりあえずの様子見だけでなく、ステロを撒いての釣り交換に対して打つことで、裏のハピナスの負担を減らし地割れの試行回数を稼ぐことのできる守るは使用感が良かった。特にトリックサーフゴーには悪巧みがないことが多いため、ハピナスで1度トリックを受けた後はヘイラッシャでサーフゴー対面積極的に守るを押すことで地割れチャンスを増やした。

 

【役割対象】

鉢巻でないほぼすべての物理アタッカー(オーガポン・トドロクツキ・キノガッサ・ゴリランダーなどを除く)

 

 

クレベース(ヒスイ)

テラス: 炎

特性 : 頑丈

持ち物: 厚底ブーツ

技構成: ロックブラスト/ボディプレス/鉄壁/自己再生

実数値: 202(252)-148(4)-259(252)-×-56-58

 

【調整意図】

HB特化

余りA

 

【持ち物】

ステロや毒菱がきついため厚底ブーツ

 

【テラスタイプ】

炎オーガポンの蔦棍棒ウッドホーン、じゃれつくを半減にする炎テラス。

 

【技構成】

炎オーガポン打点のロックブラスト、自己再生は必須で、悪ウーラオスやトドロクツキへの打点としてボディプレス、物理を詰ませる鉄壁を採用した。ボディプレス・鉄壁の枠は繰り出されるサーフゴーへの打点になる地震ステルスロックとの選択。

 

【採用理由・立ち回りなど】

炎オーガポン受け枠。ウッドハンマー持ち以外の炎オーガポンに対し後出しが安定し、処理速度も速い優秀なポケモン。オーガポン対面で再生を押し居座られた際は、剣舞を積まれていない限り裏にひきアンコールをケアしていた。同様の理由で鉄壁を炎オーガポン対面で打つことはなく、ステルスロックも採用しなかった。ロックブラストの回数や相手の技選択次第ではテラスを切らずにオーガポンを処理でき楽に立ち回れた。炎オーガポン受けは他に炎テラスドヒドイデや特性ガードラウドボーンが候補になるが、身代・剣舞・アンコール・相手のテラスに対し最善手を打ちづらいドヒドイデと違い、ロックブラストかボディプレスが安定になるので、精神衛生上もよかった。ラウドボーンについては試したことがないのでよくわからない。体感で叩き落とすを持った炎オーガポンはほぼいないため安定はすると思う。

テラス前後で共通して地面が弱点であるため、ガブリアスランドロス受けにはならず、テラス前は鋼・格闘が4倍で入るのが玉に瑕。

 

【役割対象】

炎オーガポン・トドロクツキ・鉢巻アタッカーなど

 

 

モロバレル

テラス: ドラゴン

特性 : 再生力

持ち物: オッカの実

技構成: ヘドロ爆弾/ギガドレイン/キノコの胞子/光合成

実数値: 221(252)-×-134(252)-105-101(4)-38

 

【調整意図】

HB特化

余りD

 

【持ち物】

キノガッサ剣舞炎テラバを耐え胞子を入れるためのオッカのみ。

 

【テラスタイプ】

剣舞炎テラバキノガッサヒートロトムに切るためのドラゴンテラス。

テラス後もウォッシュロトム・水オーガポンへの耐性を失わない。

 

【技構成】

炎テラスキノガッサや有象無象に打つためのキノコの胞子、キノガッサへの打点としてヘドロ爆弾、回復技の光合成が必須で、水オーガポン・キラフロル・ウォッシュロトムに打つギガドレインを採用した。

 

【採用理由・立ち回りなど】

キノガッサウォッシュロトム対策枠。テラスもオッカも一度も発動しなかったうえに、発動したとしてもその後のサイクルで勝てるかわからない謎の型。HBサーフゴーが炎テラバキノガッサに負けたことで誕生した。アイテムを黒いヘドロ、テラスを毒に変えたほうが間違いなく役立つと思う。胞子の一環があるときはドヒドイデの代わりに初手に置くことで1体を眠らせてからサイクルに移れる。

 

【役割対象】

キノガッサ・キラフロル・ウォッシュロトム・水オーガポンなど

 

 

キノガッサ

テラス: 鋼

特性 : ポイズンヒール

持ち物: 毒々玉

技構成: ドレインパンチ/宿り木の種/身代/守る

実数値: 153(140)-150-115(116)-×-80-134(252)

 

【調整意図】

S 最速

HB 特化ミミッキュの影打ちを身代が確定耐え

H 16n+9(8n+1かつ16n-7)

 

【持ち物】

ポイズンヒールを発動させるために毒々玉。

 

【テラスタイプ】

テラス前の弱点である飛超妖氷毒を半減以下にする鋼。

 

【技構成】

キノガッサを受けで使うなら必須の身代り、守る、宿木の種にドレインパンチを採用した。4つ目の技には毒々の採用が多いと思うが、キョジオーンには無効なうえ、上から身代わりアンコールされると水オーガポンに手も足も出なくなることから攻撃技としてドレインパンチを採用した。

 

【採用理由・立ち回りなど】

受けループの補完枠。キョジオーン、ディンルー、カバルドン、水オーガポン、岩オーガポン、チオンジェンなど厄介なポケモンをまとめて担当する謎の低耐久ポケモン

キョジオーンがゴーストテラス呪いだと厳しいし、そうでなくても突破できるわけでもない。このポケモンを選出した際には裏のポケモンのHP管理を全回復し、繰り出すときはそのままTODになっても勝てるように意識して立ち回った。

エスパトラやクレセリアなどの積んでくるエスパーには他が誰も勝てないので、キノガッサを即投げし、テラスを切ってTODすることにしていた。実際に一度それで積んだクレセリアを引かせて勝った。

 

【役割対象】

キョジオーン・水オーガポン・岩オーガポン・チオンジェン・カバルドンドヒドイデ・ディンルー・クエスパトラ・クレセリア

 

 

選出

【基本(理想)】

ドヒドイデハピナス・ヘイラッシャ

ハピナス・ヘイラッシャで相手の6体が受かるときはドヒドイデで毒を撒きたいが、なかなかそこまで余裕のある選出はできなかった。

 

【対炎オーガポン】 

ヒスイクレベース@2

 

【対キノガッサ

モロバレル@2

 

【対キョジオーン・クレセリア

キノガッサ@2

 

【対キラフロル】

ドヒドイデ or チオンジェン@2

 

【対水オーガポン・チオンジェン】

モロバレル or キノガッサ@2

 

ハピナス・ヘイラッシャでの相手ができないポケモンには専用の駒を選出する。

役割範囲の広いハピナスは殆ど全ての試合で選出することになるはず。

 

 

レンタルチーム

 

 

おわりに

剣盾のころからランクマにたまに潜っていたが、初めてレート2000に乗ることができた。

これまでの最高の結果が、S5のイーユイ受けバウッツェル入り受けループでの最終761位(レート1940)だったので大幅に順位を更新することができた。

最終盤は繰り出される全てのポケモンが受け崩しに特化した型に見えて苦しかった。

自分がこれ以上の成績を残せるとは思わないので。来シーズン以降はほどほどにやりたいと思う。DLC後編でこれまでとは違う新しい受けループの形が思いついたら、また受けループを握ろうと思う。

ここまで閲覧いただきありがとうございました。